地域の問題や課題、夢や希望を地域住民で共有する意味からも、熊本大学の徳野貞夫先生の提唱する「T型集落点検」を岐阜大学の山崎仁朗先生のご指導を受けながら進めてまいりました。
これまでに、集落点検を10集落、夢ビジョンを5集落の和良町全集落である15自治会の点検を終了しました。
 T型集落点検からは、和良町における家族と集落の現状が見えてきました。
今後は、そこから発生する各プロジェクトの推進に協力させていただきたいと思います。

【T型集落点検とは】

T型集落点検とは徳野教授が考案した手法で、家族や集落がどんな状況にあるか、またこれからどんな状況を迎えることになるかを予測し把握するために有効な手法です。
T型と呼ばれるのは、図表で「父親-母親」を水平に書き、その下に子どもを書き、またその子どもが結婚していれば同じ様に家系図を図式化していくというもので、その形がアルファベットのTを連続させていくので、「T型」と呼ばれます。

父親 ━ 母親
   |
   子供 ━ 配偶者
      |
      孫

 「集落点検」当日は、各自治会の皆さんが各自治会集会所で参加いただき、徳野先生や岐阜大学の先生からお話や説明を受けて、和良おこし協議会メンバーや岐阜大学の生徒さんにもご協力をいただきながら進めていきました。
 参加者からは家族や他出子の状況について活発な発言もあり、車で1時間~2時間程度の所に居住している子どもや孫が多くある事、定期的に家族の元に来ていることや、地域内に居住しているなどの話を聞くことができました。
 集落に住んでいるのは高齢者のみの「世帯」であっても、近郊には、その「家族」が住んでおり、日頃から連絡を取り合ったり、お互いに支え合っている実態も点検を通じて確認することができました。
 この点検を通じて、家族の支え合いの状況をお互いに確認し合い、集落の将来を考えるためのきっかけづくりとすることができると思います。

 現状を把握した上で、そこからこの地域・集落が活性化し、存続していくためのプロジェクトを推進していくことになりました。