ざっくり概要

 

和良ってこんなところ

和良について簡単にお伝えします。和良盆地にある和良の中央部(海抜375m)には田んぼや畑がひろがっています。夏の晴れた日には青く澄み渡った空と田んぼの若緑のコントラストが目を惹きます。中央部の周りを和良ヶ岳などの山々が囲んでおり、初夏には新緑が冴え渡ります。そして、中央の盆地を形成した和良川が現在も町のほぼ中央部を流れています。ミネラル分豊富な和良川は鮎、ホタル、オオサンショウウオを始め多様な生物を育みます。また川の土手には桜並木があり、春になると淡いピンクのトンネルを楽しむことができます。


 
 

和良の場所

地図で見ると、和良町は郡上市のほぼ中央、おへその辺りに位置しています。名古屋から高速道路を1時間ほど北上すると、郡上踊りの町、郡上八幡に着きます。高速を降りてからさらに30分ほど車を走らせると、ここ、和良に到着します。郡上八幡とは反対の方向に30分ぐらい走ると、日本三大温泉の一つ、下呂温泉です。
 

 
 

和良の始まり

そんな和良の歴史は古く、和良のことが書かれている最も古い文書は「文徳実録」で、そこには斉衝2年(西暦855年)閏4月19日に郡上郡の四つの郷が武儀郡からわかれたと書かれています。それからおよそ80年後の平安時代中期に作られた「倭名類聚鈔」には郡上郡は「郡上郷」、「安郡郷」、「和良郷」、「栗垣(栗栖)郷」の4地方から成っているとあります。1100年以上もの昔からここは和良と呼ばれていました。
 

 

 
 
 

和良の観光

和良には見どころや遊べる所が数多くはありませんが、あります。和良の歴史や伝説と結びついた見どころもありますので、それらを読みながら、ぜひそれぞれ場所の雰囲気をゆっくりと味わってください。詳しくは和良観光連盟HPへ
 

重ね岩

伊勢の天で天照大御神が岩屋に閉じこもった際、手力雄命が岩戸を開け、2つに割れた岩戸の片割れがこの地まで飛んできたといわれます。上部の岩は揺らしても落ちません。
 

蛇穴

昔、村人が蛇穴の竜宮に住んでいた乙姫様に小鼓の返却を怠った為に、村に天変地異が起こり、蛇穴から大蛇が出て天に昇ったと伝わります。湧き出ている水は岐阜県の名水50選に選ばれました。

 

念興寺

約千年前、藤原高光が村人を苦しめていた鬼を退治したという伝説があります。その時に切られた鬼の頭蓋骨が今も念興寺に安置され、供養されています。拝観の際は事前連絡をお願いします。

 

下洞陣屋遺跡

正保3年(1646)から郡上藩2代目藩主 遠藤慶利の三男 常紀が和良の一部を治めていました。千石和良遠藤と呼ばれていたその旗本遠藤家の陣屋跡です。大手門、正門、役所跡などの石垣を見学することができます。
 

御手洗(みたらい)の滝

昔、山で道に迷った猟師が神様に祈ると2羽の白鳩があらわれ、里へと導き無事に下山できたという伝説があります。それ以後、この滝は神の力によってできた滝として「御手洗の滝」と呼ばれています。
  

 道の駅 和良

無料休憩所、物産販売所(特産物・農産物直売)、喫茶店、遊具公園、歴史資料館、全天候型運動施設(屋内テニス場、屋内ゲートボール場)、屋外テニス場が一体となっています。物産販売所「ちんちろ屋」では和良で採れた新鮮な農産物や豆腐で作ったモチモチな「長寿だんご」を買うことができます。
 

  

和良でアウトドア

里の近くでオオサンショウウオなどの貴重な生き物に出逢えるのが和良の魅力です。キャンプ場でそんな貴重な生きものを探す探検をしたり、夜は満天の星を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

 

和良川公園オートキャンプ場

和良川のほとりにあるキャンプ場です。和良川で鮎釣りや川遊びが楽しめます。運が良ければ、オオサンショウウオの姿を見ることができるかも知れません。
 

大月の森キャンプ場

コナラなどが群生する天然広葉樹林です。コテージやバンガローのほか、森の中には5kmに及ぶ遊歩道が整備されています。近くにはヒメボタルを観賞できるスポットもあります。