和良おこし協議会 会長 池戸 祐芳

 

ごあいさつ


 平成24年度に、国の過疎集落等自立再生緊急対策事業の採択を受け、空き家対策、移住促進等の一環として取り組んで参りました、古民家再生塾が、ご参加いただきました塾生の皆様はもとより、事業趣旨にご賛同賜り、快くお力添えをいただきました関係各位のお蔭様を持ちまして、私設ながら「和良おこし公民館」(交流・移住促進施設 わらおこし)の名のもと、オープンすることができました。

 関係各位のご協力により再生されたこの古民家は、地域住民の皆様と市外住民各位を結び付ける交流広場として、また集落の存続を目指した地域づくりの活動拠点として、そして市内外の人々が気軽に集い・語らい合えるサロンとしても、既存の枠組みを超えた新しいスタイルの市民協働型施設となるよう願うものであります。 ようやくスタートラインに立ったばかりの“生まれたての施設”です。皆様のご意見に耳を傾けながら、ここを拠点に微力ではありますが、持続可能な和良町の地域づくりに取り組んで参りたいと存じます。

 和良おこし協議会は30名ほどの市内外から集まる有志の住民グループです。
主な事業として、耕作放棄地の再生を目的にした田んぼオーナー制度IN和良町・和良鮎のブランド化・和良町自治会15集落の集落点検をさせていただいておりますが、田んぼオーナーも好評でございまして半分以上はリピータになる傾向があり、口コミではありますが年々増えている状況です。また、和良鮎の市外での認知度は地元以上に知れ渡り、全国的に発信しても恥ずかしくない味。誇れる資源となってきました。
 また集落点検事業においては、自分の家の子どもである他出者や他出子を、いかに自治会の企画する楽しむ行事のなかに、引き込むことができるか?
 つまり、親子の家督の存続を話し合う機会のきっかけをつくることが、肝要であると提言をさせていただいております。

 町おこしや地域づくりの大切なテーマは、様々の団体をつなぐこと。ひとをつなぐことであります。つまり連携することが一番大切だと私は考えております。地元のニーズと外来者のニーズをつなぐことで、新たな価値観が生まれ、お互いに夢を語り合う建設的な話をすることができます。
 不可能な夢でも知恵を出し合い、実現可能な準備が出来れば、夢は近い将来現実のものとなるでしょう。
 ぜひとも、市民の皆様と市外の皆様の関係が分け隔てなく、この施設をお気軽にご利用していただき、『田舎でしかできない 夢(ゆめ)』というテーマを話し合い、存続可能な和良町での生活を追求していきましょう。
 和良おこし協議会の新事務所をここにオープンし、地域づくり応援隊をこの4月から新雇用し常駐させていただくこととなりましたので、皆様にご紹介させていただきます。

 また、自治会各15自治会の集落点検アクションプランを企画してると思いますが、その後のコアメンバーのアクションプランの相談所として役目を、ここでさせていただきます。
 また、大和町の郡上協働センターと連携して企画の相談など、15自治会の応援をここでさせていただきます。
 さらに、郡上市交流移住推進協議会のふるさと郡上会とも連携して、市外からの和良町へ移住の相談がこの場で現実味を感じながら、気軽にご相談できるよう企画をしてまいります。
 これからも、なにとぞ 皆様のご指導ご鞭撻を願えれば幸いに存じ上げます。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。